志摩尾鷲熊野でアジ アオリ シーバスを追いかけて

三重県伊勢志摩尾鷲熊野を中心にアジングエギングシーバスヒラスズキ青物ハタショアマダイ果てはサツキマスまで釣りとハンドメイドルアー製作ブログです。

尾鷲 熊野で釣り始め 1月のヒラスズキとアカハタ調査

年が明けて7日世間が正月休みを終えた頃ようやく初釣りに行ける事に。
やっとこさ釣りに行けるのは良いのだけど年明けからの多忙で疲れきって何を釣りに行くかも決められないままの気まぐれノープランでの出発。

結果から言うとこれがいけなかった。

一通り用事を済ませて自宅を出たのは午後9時。
ハンドルを握る手は自然と尾鷲、熊野方面へと舵を切る。
いつも通りのルートでまずたどり着いたのは尾鷲方面の某河口。

マイクロベイトパターンのナイトヒラスズキでもと偵察がてら竿を出す。
今年の暖冬と高水温の感じからどうなのか?と言う所。

カレント周りをソラリアやコモモで一通りチェックし終えダウンでレンジを入れる為ドリフトペンシル75へチェンジ。
すぐさま「ゴゴゴン」と食ってきたのは残念ながらヒラではなくチヌ。

尾鷲 チニング

流れと波に乗って走ったので一瞬ヒラかと勘違いしたがエラ洗いしないし重量感が足りないのですぐに気づく。

そう言えばこのセブンセンスSR86ミッドナイトジェッティー湾岸カスタムでチヌは初めて。
元々河口でのサクラマスやサツキマス用にと用意したロッドなのに結局釣ったのはシーバスとヒラとチヌとなかなか本来の目当ての釣りに使えない。
元来シーバスロッドなので正しい使い方ではあるのだけど(笑)

その後すぐに35cm位のヒラセイゴを追加するが目当てのヒラスズキは出せず見切りをつけ移動。

この時点で時間は深夜0時過ぎた位。
翌朝のマズメを狙ってリミットの昼過ぎまでに帰るには最低4時間は睡眠をとっておかないと厳しいのでナイトフィッシングが出来るとしたら後一時間もない。

この短時間で手堅く確保出来る土産と言えばやはりアジ。
もはや紀伊長島、尾鷲方面に夜に来たのなら釣って帰らないといけないみたいになっている油ノリノリの黄アジ、ヒラアジを狙いに某ポイントへ。

時間もないことだしさっさと釣ってしまおうとトランクを開けると・・・無い。
ここまで来てまさかのアジングロッド忘れ。
いつもはほぼほぼメインタックルはひとまとめにしてあって何も考えずに持ち出すだけで済みようにしているのだが釣りに行けない正月中にメンテナンスしていたのを忘れていたと言うオチ。

とりあえず今あるロッドでライトなロッドはさっきまで使っていたシーバスロッドのミッドナイトジェッティーかエギングロッドの16スーパーカラマレッティ。
この2本でテーパーとパワー的によりライトなのはスーカラの方だがラインを通すのもめんどくさいと言うことでセブンセンス86にフロートのぶっ飛びロッカーⅡをセットして強行。

リーダーはロッドの強さを鑑みて0.8号を一ヒロ半程とって
いつもならフロート用にしているフィネッツァかブルーカレントを使って攻めるポイントを同じ要領でアプローチ。
やはりティップが強すぎてバイトを弾いてしまう感じはあるものの15分ほどで24cm程の黄アジを2匹ゲット。
粘ればまだまだ釣れるが時間が無い為撤収。

朝マズメを七里御浜でやるか尾鷲の砂利浜でやるか迷いながら車を走らせるが睡眠時間を考え尾鷲の砂利浜へ。
程無くして到着した砂利浜の駐車場には他の車の姿はなく釣れてないのか?と若干不安になりつつ午前5時半にアラームをかけて寝袋に潜り込む。

けたたましいアラーム音で何とか目を覚ますと空はわずかに白み始めた頃合い。
猛烈な眠気に襲われながらも車から這い出るとしんとした堤防には砂利浜に打ち付けられた波の音だけが響いていて一瞬で目を覚まされる。
どれだけ釣りをしてても変わらない朝マズメの感覚。

釣り人にしかわからないワクワク感に突き動かされ浜に降りる。
まだ暗いのでまずは昨夜同様マイクロベイトパターンのヒラスズキ狙いでテリフDC-9バレットで波打ち際をチェック。
離岸流を中心に変化のあるポイントも押さえるが反応は無くルアーチェンジ。
更にサイズを落としシンペンのフィール75で再アプローチしていくと空と海面が色づき始めた頃「ゴゴッ」とバイト。
フッキング即座に水面を割ってのエラ洗いで抵抗してきたのは狙い通りのヒラスズキ。
しかもそれなりのサイズで60以上は固そう。

波打ち際奥のブレイクで食ってきたので波に乗せて寄せる前に弱らせようと慎重にドラグを効かせて走らせる。
何度かのエラ洗いを交わしてそろそろ頃合いかと大きな波に乗せてごり寄せに入った瞬間最後の抵抗とばかりのエラ洗いでまさかのフックオフ。

フィール75はメバルからナイトヒラスズキ、シーバスまでベイトの小さなパターンの時はかなり実績があるお気に入りシンペンだけどフックサイズが大きく出来ても10番までと言うのが痛い所。
フックが折れてトリプルがダブルフックになってしまっていた。
トリプルフックをやめてがまかつのツインフックに交換しておくべきだったと後悔しているといつの間にか辺りは一面の朝焼けに・・。

尾鷲 砂浜

そう言えば今年は初日の出を見に行けていないのでこれが自分にとっての初日の出みたいなもの。
こう言う風景を見ると一眼レフを持って来たら良かったと思ってしまうけどマズメ時の釣り欲には勝てないんだよな(笑)

一瞬のスペクタクルに後ろ髪を引かれつつ気分を切り替えヒラスズキ狙いから青物狙いへチェンジ。
ランウェイXR10MHにモンスターショット95をセットしベイトの群れを探しながら波の立ち方が怪しいポイントを打っていく。

この砂利浜は第一ブレイクこそ急深だがそこからは岩礁混じりのなだらかなカケアガリの地形で青物とベイトが入っていれば比較的ナブラが起こりやすい。
青物狙いにつきもののアタリはずれは当然あるが七里御浜程水深が無いので勝負が早く見切りもつけやすいのがいい。
そんな訳で大きなベイトの群れが入っていなければ回遊を考えても小一時間程と時間を決めてキャストを繰り返すが残念ながら時間だけが過ぎて行き見切りをつけ移動。

まだ時間は7時半過ぎ、十分にチャンスはあるだろうとノープランらしく思いつきで熊野方面へ南下。
手軽に入れる堤防かサーフで可能性のありそうな場所を思い浮かべながら移動するも今一ピンと来る場所が無く結局辿り着いたのは地磯の駐車場。

釣りが出来ても12時までと3時間程しかないので迷ったものの何とかなるだろうと来てしまった。
狙うは青物と例年ならオフシーズンだけど今年の水温なら短時間でも狙えそうなお決まりの真っ赤なハタ。
正月は終わったがめでたい色の魚と言う事でお土産としてはもってこいだろうと言う魂胆。

地磯に降りてまずはラテオR106Mにモンスターショット95で青物狙い。
遠投して表層をスキッピング気味にチェックしていく。
暫く様子を伺うが反応が得られない為フォールをおりまぜながら今度はジグパラ40gでテンポを早める。
するとピックアップ間際の磯際のサラシでマイクロベイトが逃げまどう。

ナミノハ

ルアーに違和感を感じて何かと見てみるとナミノハがフッキングしていた。
さすがにこれが青物のメインベイトではないのだろうけどヒラスズキは結構偏食している節があって困る。
去年のこの辺りの地磯でのヒットは小さな鉄板ばかりだったので今日のサーフ同様ランディングでのバラシが多かった。
どれもトリプルよりもサイズを大きく出来るツインフックに交換しなければ。

立ち位置を変えながら一通りアプローチしても反応が得られないので一気のレンジを下げ45gのムーチョルチアで様子を見る。
1投目の着水フォールの着底間際「ゴゴゴゴッ」とすぐに反応が。
大きくフッキングを決めて一気に浮かせてポンピング気味にごり巻きでランディング。

1月 アカハタ

この時期のこの地磯では初かもしれないアカハタ。
沖磯や一部の更に水深があって潮の効いている地磯ではこの時期でも毎年釣れているがやはり今年は水温が高い影響か。

そんな事を思いながら2投目同じように着水フォールをカウントしているとまたもや「コココッ 」とバイト。
先ほどよりも勢いがないアタリでフッキングするも重量感が乏しいし引かない。
どんだけ小さいサイズ?と寄せてくると今度はカサゴ。

熊野 カサゴ

この時期のお決まりの魚。
やはり水温が高いと言っても冬の海と言う事ですね。
サイズは小さいながらもやはり深い所で釣れたカサゴはキレイな色をしている。
出目金になっている事だしせっかくなのでお持ち帰りをさせてもらう。

その後立て続けにさらにアカハタを2匹追加。
反応が無くなったのでショアジキロッドに持ち替え60gのメタルジグで更にアプローチするが釣れてくるのは同じくらいのサイズばかり。
青物からの反応も得られず12時前にタイムアップで納竿。
サイズが小さいのはリリースして結局アカハタは二匹とカサゴを持ち帰り。

何とも今年の初釣りも自分らしい中途半端な釣果になってしまいました。
やはり釣行はしっかりとプランをたてて狙いを絞らないといい魚を釣ることは出来ませんね。
今年は計画的な釣行を心がけます(笑)