志摩尾鷲熊野でアジ アオリ シーバスを追いかけて

三重県伊勢志摩尾鷲熊野を中心にアジングエギングシーバスヒラスズキ青物ハタショアマダイ果てはサツキマスまで釣りとハンドメイドルアー製作ブログです。

ピットブル8+ 0.4号 使用感についてレビュー

発売してすぐに購入しこの春はサツキマス、エギング、シーバス、フロートでのアジング、ウルトラライトショアジギング、スモールマウス狙いに使用しているピットブル8+の0.4号。

8本編みで0.4号、しかも価格は2000円台前半とライトゲーム用としてはかなり魅力的なスペックで色々な釣りに使ってみた訳ですがその中でやはり気になる所も出てきました。

前作のピットブル8からの変更点である編み込み方法の改善と新コーティングの採用の効果の程は・・・。

そこの所も含めてセカンドインプレを書きたいと思います。


ピットブル8+ レビュー


飛距離

ファーストインプレに書いた通り0.4号のPEとして不自然の無い細さでよつあみオードラゴン0.4号とほぼ同等。

しかもこちらは8本編みと言う事で編み込みが細かくライン表面がなめらかでいかにもライン放出の抵抗が少なそうで飛距離が伸びそうな印象。

かなり期待していた所だったのですが結果は・・・

思いの外伸びない。

特に初めて使用した日はコーティングの硬さから巻きクセがつく程でキャスティング時の糸抜けの抵抗を感じる程。

このピットブル8+0.4号の前にイグジスト2506に巻いていたピットブル12 0.6号は号数こそ太いものの12本編みのなめらかさと適度なコーティング加減が良かったのか糸抜けがなめらかで飛距離も抜群だったので余計にそう感じるのかも知れないですが正直肩透かしをくらいました。

でもさすがに2回目の釣行では硬く感じたコーティングが剥がれかなりコシが無くなってきて糸抜けも気にならなくなり飛距離も伸びましたがこれはこれでコーティングが剥がれ過ぎで逆にどうなのか??と言う所。


強度、寿命


飛距離の所で述べた通り使用前はかなり硬いコーティング(ラインが立つ程)で編み込みがほつれる感じはなかったのだが1日の使用(サツキマス釣行)でコーティングはすっかりとれてしまいノットを組む時に編み込みのバラケとケバ立ちが少し目立つように。

それでも前作ピットブル8よりはラインが潰れて扁平になりにくくはなっていてアップグレードX8と比べてもそんなに劣る感じはしない。

熊野川のサツキやシーバス、短時間のエギング、アジングで使った今現在コーティングこそ剥がれてコシがなくなり編み込み時のバラケと所々のケバ立ちがあるもののファイト時や根掛かり時の高切れは経験してない。

(コーティングの寿命に関しては使用していたルアーが18gまでのジグスプーンや8g前後のミノーでこれらを1日流れの強い河川でフルキャストすると言う0.4号の細番手のラインには厳しい使用状況なので仕方ない所ではあります。)


操作性、トラブル


0.4号にしては重い8~18gのルアーばかり使用している関係かライントラブルについては発生しておらず問題無し。

ですが同じ0.4号を購入し初めてアジングで軽量ジグ単を使っていた釣友はコーティングの硬さからくる巻きグセの影響かバックラッシュを連発。

足場の高い水面から3m以上のポイントで正面からの逆風と言うコンディションも手伝っていたとは思いますがジグ単のアジングには考えものかもしれません。

ちなみにフロートを使用している+コーティングが剥がれて巻きグセが無い使い込まれた自分のピットブル8+0.4号はバックラッシュは発生無しなのでコーティングさえこなれればジグ単でもトラブルが無いかも?

まとめ


新たな編み込み方法と新たなコーティングで発売されたピットブル8+。

確かに前に発売されたピットブル8よりも新たな編み込み方法とコーティングの効果で編み込みのホツレやケバ立ちは改善されていて好感触。

ですが逆にコーティングの硬さが0.4号等の細い番手には巻きグセ等マイナスの要素も。
(ハードに使い込むと剥がれてある意味馴染んで使いやすくなりますが・・・)

個人的には0.4号ならエギングやウルトラライトショアジギかバスのPEフィネス、0.6号以上はシーバス、1,0号以上はコーティングの硬さを生かせそうなハードロックやサーフゲームにもってこいなのではないかと思います。


ピットブル8+ ベイトフィネス