2021年よつあみから待望の極細PEラインが登場しました。
その名もXBRAID AURORA WAKASAGI PE
名前からわかるようにワカサギ釣り用に開発されたPEラインですがそのアベレージサイズが8cm程の魚体から発せられる繊細なアタリを取り掛けていく釣りに特化して作られただけあってラインナップも0.15号~0.3号と極細。
しかも0.15号、0.2号は4本編み、0.3号は8本編みと比較的安価な極細PEラインに多い異素材を組み合わせたりコーティングしたり作られたハイブリッドPEラインではなく純粋なPEだけで編み上げて作られていながら実売2000円前後と手を出しやすいプライス。
これはワカサギだけでなく同じく繊細なバイトを捕らえて掛けていくアジングやエリアトラウト等のライトルアーゲームでも使ってみない手は無いだろうと言うわけで早速最も細い0.15号を購入して使ってみました。
飛距離
0.15号と0.05号分細いだけあって糸抜けが良く同じよつあみの4本編みPE、エックスブレイドアップグレードX4の0.2号や8本編みのバリバス インフィニティPE X8 0.2号よりも飛びジグヘッドのウェイトを上げられないシュチュエーションで欲しいもうひと伸びの飛距離を実現してくれる。
操作性
アップグレードX4 0.2号より細い上にガイドが凍る状況で釣りをするワカサギ釣りに対応する為コーティングなのかブレイド方法なのかはわからないが若干ハリも強く水切れが良いので潮流でたわみにくくジグ単の状況を掴みやすい。
ライントラブルに関してもコシが無さすぎたりハリが強すぎて糸グセがついたりもせず特に問題なし。
強度
0.15号の表記通りの細さの為強度もそれに見合った強度だが尺前後のアジを相手にする分には必要十分。
基本だがスレによるキズやキャスト時の人差し指によるダメージ、結束の出来具合等に注意を払っていれば足場の高い所での抜き上げも可能。
水面から1,2m程の足場での35cm程のカマスやヒラセイゴ、3m程の足場での尺までのアジでは問題なし。
総括
飛距離、操作性共に文句無しの極細4本編み純PEライン。
0.15号の飛距離を求めて購入しましたが基本キャスティングをしないワカサギ釣り用のPEと言うことで若干不安に思っていましたが杞憂でした。
アジングやメバリング、エリアトラウトでの飛距離が必要なシュチュエーションでは間違いなくオススメ出来るPEです。
ですが、ただ一つ問題があるとするば糸巻き量の少なさ。
アジングやエリアトラウトゲームでは必要十分な長さだと思いますが残念ながらこのオーロラワカサギPEには60mしかなラインナップがないので注意が必要です。
自分はシャローエリアの沖のストラクチャーやそれに絡む明暗部の暗がりで流れてくるマイクロベイトを補食しているアジへ軽量ジグ単を潮流に乗せてドリフトしテンション抜けのバイトを掛けていくような状況で重宝しています。