初夏以降なかなか釣りに行く時間が取れないまま季節は既に晩秋。
年々釣りに割ける時間が少なくなり仕事帰りに短時間で手軽に寄れる釣りしか出来なくなりつつある中で今年は久々に狙いに行こうと決めていた宮川の落ち鮎シーバス。
紀東の河川や熊野川の落ち鮎に比べて始まるのが早い傾向だった記憶の伊勢湾河川の落ち鮎なので少し心配しながら川へ。
以前通った当時とは河川敷の工事の関係で多少地形が変わり河川の水深が全体的にフラットに浅くなった印象だがおおよその瀬と淵、流芯は変わってなさそうなので実績のあるポイントをまわってみると一級ポイントには既に先行者の姿。
落ち鮎をやるにはあからさまなポイントだけあって逆に考えれば落ち鮎が終わっておらず釣れていると言う証拠。
更に下流のチャラ瀬の落ち込みへ入って水面を観察すると案の定対岸付近の落ち込みに産卵の為落ちてきた鮎の大群らしき波紋とその方向から時折聞こえてくる捕食音が。
一先ず落ち鮎の定番、ジョイクロと行きたい所ではあるがウェーダーを持ってきておらずチャラ瀬にも立ち込めない為飛距離の出るバレットハイフロート仕様でロングキャストしドリフトさせつつアプローチ。
群れの際を通すこと数投、ルアーに違和感を感じると思ったら鮎のスレがかり。
紀東の河川ではよくある事ではあるが伊勢湾内の落ち鮎でこのサイズは初めて。
最近のこの河川の下流域は鮎のサイズが小さいとは聞いていたが琵琶湖の小鮎並み。
この鮎を捕食しているとすれば当然シルエットは小さいほうが良いだろうと一気にルアーをダウンサイジング。
シェリー95ssに変更して再度アプローチするとすぐにヒット。
サイズは60cm程ながらコンディションの良いヒレピンのキレイな魚。
潮位が下がりボトムを擦りやすくなった為ルアーをソラリア70Fに変更してチャラ瀬の中を流し更に一本追加。
70cmにも届かないがまたもやコンディションの良い65cm程の魚で満足しこの日はストップフィッシング。
翌々日落ち鮎が終わらないうちに再度河川下流域へ。
この日も一級ポイントには先行者がいる為ポイントを移動し先日とうってかわって上流へ。
対岸の街灯が微かに水面を照らすのみの真っ暗なポイントで鮎の群れを探しているとそれらしき波紋とシーバスに追われているような水音を発見。
先日のポイントよりも飛距離が必要そうなのでショアラインシャイナーZバーティスR98Fでアプローチするが一向に反応がない為先日同様ソラリアへ変更。
ロッドを立てつつボトムを擦らない位のスピードで泳がせてくるとヒット。
やはりこの日も70cmには届かない60cm半ばまでのサイズながら銀鱗が美しい良い魚。
少しポイントをずらし30分程で更に1匹追加して終了。
近場で短時間ながら今シーズンの落ち鮎を堪能できました。