ダイワを代表する伝統のぶっ飛びソルトミノーの系譜、ショアラインシャイナーシリーズの最新作ショアラインシャイナーZバーティスRを早速購入しました。
はたして前作のショアラインシャイナーZバーティスとの違いはあるのか!?
本当に飛距離は伸びているのか!?
気になる所を検証して見ました。
まずは外観。
次はショアラインシャイナーZバーティスと比べて
「マグロック+R Ver.S」
ワイヤオシレートサクサスシャフト+ハーフスプリングを搭載する為ボディ形状が変更、サイズもバーティスの120㎜から125㎜と若干の大型化。
大型タングステンウエイトの搭載によるボディサイズ、内部構造の変化と重心の変化による影響かリップの角度にも若干変化が。
勿論ルアーウェイトもバーティスのF(フローティング)19g、S(シンキング)20gからバーティスRはFの20.5g、Sの22gとアップ。
ボディの幅も「マグロック+R Ver.S」の搭載の為か見るからボディ中央からテールにかけてほんの少しファットに。
テール部は空気抵抗を押さえるためにか形状変更。
空気を切り裂いて飛んで行きそうなカット面が追加。
腹部も膨らみがテール近くまで延長し空気抵抗低減、且つボディ後端までウエイト移動可能な形状に。
パッと見たではあまり変わった印象を受けなかったモデルチェンジですがこうやって並べて比べてみるとかなりの変化がありますね。
では実際に飛距離、アクションの進化の方はどうかと言うと。
飛距離
飛距離MAX77.5m!AVE73.5m!
(参考:SLZ-バーティス120F飛距離=Max71m、Ave66.5m)
と言うメーカー公表値にウソは無く間違いなく前作Zバーティスより飛距離は伸びている。
ウェイトが単純にアップしていると言うのも多少はあるのだろうがそれよりも特筆すべきは飛行姿勢がより安定したと言う所。
新重心移動機構「マグロック+R Ver.S」とリデザインされたボディ形状の変更の相乗効果による所が大きいのだろうキャストによる飛距離のバラつきが少ない。
しっかりとキャストが決まった時の飛距離は当然の事だがそれなりのキャストで飛行姿勢が乱れてもすぐに修正され飛んで行くので長時間キャストを繰り返すゲームでも気楽に投げる事が出来る。
単純に重たく飛びそうなヘビーウェイトミノーのほとんどはその極端過ぎるウェイトにより飛行姿勢を安定させてのキャストが意外とコツがいり飛距離を出せない事もあるがやはりこの120㎜前後のしっかりと設計されてきたショアラインシャイナーやタイドミノー、サスケ、コスケ等の定番ミノーは安定して高い飛距離を叩き出すから素晴らしい。
その中でもこのショアラインシャイナーZバーティスR125は頭1つ飛び抜けた存在になりそうです。
アクション
ショアラインシャイナーZから続くファットなボディが生み出すウォブンロールアクションは健在。
「マグロック+R Ver.S」の効果によりバーティスで良くなった立ち上がりの改善はより実感出来るように。
荒れたコンディションのサーフやサラシの中で使用したが着水後すぐに水をかんで泳ぎ出す為フロントフックを拾って来ることも無かった。
今回購入したのはSのスローシンキングだがバーティスよりもスピードバンドが広がったように感じられたのも好感触。