志摩尾鷲熊野でアジ アオリ シーバスを追いかけて

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ヒラスズキ ラテオR

8月に入りようやく梅雨明けが発表された訳ですが今回の釣行記はその長かった梅雨の間に行ったヒラスズキ釣行。

何かと所用の多い日が続きようやく時間の取れた7月中旬。
梅雨の雨空続きの空模様と言う事でヒラスズキ狙いで熊野方面へ車を走らせる。

午前4時、夜明け前のタイミングで某河川河口に到着。
少し物足りないながらも外海からそれなりの波も押し寄せていて川の流れとそれに形作られた馬の瀬にサラシが発生していて好感触。

熊野川 ヒラスズキ

しばらくぶりのフィールドで状況は把握出来てはいないが今年もそろそろのはず。

暗いうちはミスキャストで余計なプレッシャーをかけないようにキャストを控えここぞと言うサラシ際のピンポイントに目ぼしをつけながら夜明けを待つ。

東の水平線が徐々に明るくなってきた頃合いでようやくキャスト開始。

まずは手前の馬の瀬で発生するサラシ際のブレイク目掛けてテリフDC-9バレットをダウンでドリフトさせながら流し込む。

バレットが流れに身を悶えさせながらサラシまみれの馬の瀬の浅瀬から川の流れで深く掘り下げられたブレイクに差し掛かった瞬間「ゴゴンッ」と思い描いた通りのバイトでヒット。

場荒れさせないように強引に寄せに入るが川の流れも相まってなかなかの重量感。

それなりのサイズか?と思いきやランディングするとフックがフロントフックが頬にかかっていて重かっただけと言うパターンだったが60cm程の綺麗なヒラスズキ。

ヒラスズキ ラテオR

サイズはそこそこだったが1投目から思い描いたトレースコースで捕れた嬉しい一匹。

夜が明けるのをはやる気持ちを抑えて待った甲斐があったと言うもの。

極力プレッシャーをかけないように離れた所にリリースした後経験上二匹目は可能性が低いが念の為同じポイントを攻める。

何度かトレースコースを代えてアプローチするがやはり空振り。

手前のポイントを見切り今度はサラシの起点の沖目際のブレイクを攻める為バレットからショアラインシャイナーバーティスR125Fへ交換。

MAX77.5mのロングキャスト性能を生かしてサラシの沖目にタイミングを見計らってキャスト。

サラシが広がり切った後の引き波の中をロッドワークでブレイク側に誘導するようにステイ気味にドリフトさせるとここでも一投目から「グンッ」と引ったくるようなバイトでヒット。

遠方の為しっかりと巻きアワセでフッキングを決めて寄せに入ると先ほどの一匹より軽いもののエラ洗いとジャンプを連発して抵抗してくる元気な魚。

バレないように躊躇なく一気にランディングしたのは55cm程の体高のあるグッドプロポーションのヒラ。

サーフヒラスズキ ラテオR

この位のサイズは重さは物足りないがスピード感のある元気なファイトを見せてくれるので面白い。

雨続きのこの時期のこの場所のヒラスズキに関してはマイクロベイトパターンからそれなりのサイズのベイトパターンに変わっていて魚が入っていさえすれば余程のルアー選択ミスやキャストミスをしなければ口を使ってくれるから当然と言えば当然の結果ではあるのだがやはり狙ったポイント毎に一投目から反応が返ってくると言うのは気持ちが良い。

開始早々の2匹に気を良くしながら一匹目の時と同じように同じポイントを数投チェックした後目星をつけていた最後のポイントの右手奥のサラシを狙う。

バーティスRをフルキャストしサラシ際のブレイクをトレースしてくるが若干着水場所とサラシのタイミングがズレた為か無反応。

今度こそはとタイミングを図りつつ何度かキャストするがショアライン寄りのサラシ際のブレイクにはついていないのか反応が無い。

それならと最後の最後のポイントの沖寄りのサラシ際をトレースしてくると白濁したサラシに入った瞬間に「ゴッ」と言う勢いのあるバイトで食ってきた。

反射的にフッキングを入れると一瞬重さが乗り喜んだのも束の間「フッ」と竿先からテンションが抜けてフックアウト。

エラ洗いでバーティスを弾き飛ばした様子から一匹よりも大きそうだったのが悔しい。

すぐにルアーを回収しトレースコースを変えながらキャストを繰り返すが残念ながら反応は返って来ることなく午前7時タイムアップ。

サイズは出なかったものの今年も梅雨のヒラスズキを捕れた事に満足した釣行でした。