6月、ようやくこの地方の釣り場の規制も緩みはじめ釣りに行けるようになったと思っていたら天気予報では梅雨入り予想が報じられはじめ週間予報には傘のマークだらけ。
これは本格的に梅雨入りしてしまう前にアジングに行っておこうと言うことで翌日の天候ほ雨時々曇りと雲行きが怪しいながらも仕事終わり釣行を強行してきました。
仕事を片付けて現地、尾鷲の某ポイントへ到着したのは午後22時過ぎ。
平日でさらに翌日は雨予報と言うこともありポイントには先に到着していた釣友のみで貸し切り状態。
足場の高い湾口側と低い湾内側のどちらに入るか迷い所だがまずは照明が良く効いている湾内側へ。
目視でアジを探すと明暗には相変わらずのマイクロベイトと時折それにライズするシーバスの姿。
照明下に肝心のアジの姿は見当たらないが沖の明暗付近でそれらしい軽い音色のライズ音がするのでまずは1.0gのジグヘッドにチビキャロスワンプのセットでスタート。
明暗奥までフルキャストし表層を通せるスピードでリトリーブしてくると数投で「ココココン」と小サバのご挨拶。
相変わらず小サバだけでなく小ムツも沸いているようで1.3gのジグ単で深いレンジを刻んでいる釣友には小ムツが。
更に明暗付近のライズを高速リトリーブでアプローチすると「ココンッ」とお決まりのヒラセイゴ。
そんな外道を拾いながら20分程お互い違うレンジを攻めていると「クンッギュイーーーン」と表層を攻めていた自分に明らかなアジのバイトで待望のヒット。
スピード感のあるなかなか力強い走りをみせて寄ってきたのはやはり本命のアジ。
時合いを逃さないように一気に抜きあげてランディングしたのはギリギリ29cmの泣き尺サイズ。
このエリアの湾口の瀬に居着いている丸々太った黄アジ。
一瞬の回遊を逃さないように直ぐ様氷締めにして次を狙ってキャストし同じアプローチで誘うと「コッ」とバイトが出て更に一匹追加。
調子良い連続ヒットで気を良くしたのもつかの間、群れが小さいのか連続ヒット後パタリと反応が消えて沈黙。
一回の時合いで何匹抜けるかが勝負ではあるのだがかなり手返し良くキャストを繰り返しての2本と言うかなりシビアな結果。
もちろん回遊スピードが早いのはあるが今日の群れはかなり規模が小さい模様で厳しい釣りになりそうな予感。
いつ来るかわからない次の回遊の時合いを逃さないように無心でキャストを繰り返す事40分。
集中力が途切れかけた頃に再びの時合い到来。
着水後のフォールでカウントを刻もうとした瞬間ラインが走りいきなりのヒット。
スピード感ある横走りをみせて暴れるがほぼドラグの出ないセッティングでゴリ巻きし一気に抜きあげたの先ほどと同じ位のグッドサイズ。
さぁこの時合いでは何匹抜けるか?と手返し良くキャストを繰り返すが何とか抜けたのは2匹、釣友を含めても3匹と今回も厳しい結果。
梅雨時期に多くなる河川の増水とシーバスを嫌って浅い湾内向きのポイントへ回遊してくる群れが小さいのかもしれないと水深があり潮も効いている湾口側へ移動してみるとこちらはシーバスやサバが少ないかわりにムツが多くボトムを取るとネンブツとムツがコンスタントに釣れてくる。
翌朝は天気次第で地磯に入る予定なので釣りが出来る時間は少なく回遊のあった内向きのポイントと迷う所だが残りの時間はこちらの外向きにかける事。
念のためジグ単の重さを変え一通りレンジを探りながら様子を見るも結局この時期、このポイントで良い思いをしている表中層中心のドリフトパターンで回遊を待つ。
高い足場と潮流に合わせて1gに重くしたジグ単で流れを感じながら漂うようにリトリーブしていると「フッ」とテンション抜けのバイトで待望のヒット。
一気に寄せて足場の高さに躊躇せずゴリ巻きで抜きあげてランディング。
内湾向きのポイントと同サイズのプリプリの黄アジ。
問題はこの外側での群れの規模だがはたして何匹釣ることが出来るのか。
すぐに同じアプローチでキャストを再開するとまたしてもテンション抜けのバイトで立て続けにヒットし一匹追加。
このまま3本目も続くか!?と思いきやまたしてもパタリと反応が消えて3度目の沈黙。
結局この湾口向きのポイントでも一回の時合いで抜けたのは2匹とやはりこのエリアに回遊している群れの規模自体が小さくなっているのかもしれない。
このまま次の回遊を待てば数は伸ばせるだろうが翌朝の事を考えて切り上げ終了。
翌朝は結局天候が芳しくない為地磯には入らずに某漁港でライトゲームに。
ワカシにシオ、小さいオオモンハタの他にこんな珍しい魚も。
エギングでは小さなアオリイカも釣れて目当ての地磯には行けなかったものの五目以上の多魚種釣りが楽しめた釣行になりました。