志摩尾鷲熊野でアジ アオリ シーバスを追いかけて

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尾鷲 尺アジギガアジ狙い アジング釣行

先日のアジンガーの方に触発されて久しぶりに尺アジ、ギガアジ、テラアジ狙いで尾鷲方面へアジングに行ってきました。

この地方ではここ5、6年前位からボートでのギガアジ、テラアジ狙いが流行っており雑誌等でも話題になってますが船や堤防からの餌釣り師の方達にはその前から大アジ釣りとして周知されている釣りで昔からカゴ釣りをやりこんでいる人は陸からも40㎝を超える大アジを釣っていたりする。

と言うことは当然ショアからのルアーでのアジングでも大アジと呼ばれるギガアジ、テラアジを狙って釣ることができるはずと一時期餌釣り師の情報を元に釣り歩いて46㎝までは釣ることができましたが50㎝を超えるようなテラアジと呼べるサイズは未だに釣ることが出来ておらず久々に記録更新を狙ってアジングオンリーで釣行へ。

本日も時間が取れず短時間釣行で23時に狙いのエリア尾鷲方面へ到着。
22時30分前後に大潮の干潮と言う日で上げ潮が効き始めたタイミング。
短時間の夜間でのテラアジ狙いで入りたいポイントでこの潮周りは正直キビシイが時間が取れないのは仕方ないので干潮時の水深と潮流でも大アジが狙える湾口の激流ポイントへ入る。

状況を確認すると潮位の変動によって湾内から外海へ流れ出た海草等の浮遊物が上げ潮によって再び湾内へ流入していて時折一緒に流された稚魚や小エビと言ったベイトをヒラセイゴやアジが「バシャッ」とライズしていてなかなかの好感触。

問題はギガアジやテラアジと呼べるサイズの大アジが3時間と言う制限時間内に回遊してくれるかどうかと如何にしてヒラセイゴを避けながら釣ることが出来るか。
ヒラセイゴやマルセイゴは場荒れさせるだけでなく取り込んでいる間に回遊が一瞬の大アジの時合いのチャンスを無駄にする可能性があるからなるべく釣りたくない。

まずは表層でライズを繰り返すヒラセイゴの中に混じっているアジらしき「パシャッ」と言う軽めの捕食音の正体を確認する為激流の表層をスローに巻けるギリギリのウェイトの1.2gのジグ単でスタート。

潮流に対して流れに逆らうように斜めにリトリーブしてくるとすぐに波紋が立つほどの「ガッガッ」と言う引ったくるようなバイト。
分かりやすすぎるヒラセイゴのバイトだがフッキングしていないのに勝手にヒットしてしまい仕方なくラインを緩めバレさせようとするもののバレない。

トリプルフックのプラグとシングルフックのジグヘッドの違いがあるのかもしれないがヒラスズキを狙っている時はバレるなと頑張っても簡単にバレてしまう時があるのにアジング中のヒラセイゴと来たら本当にバレてくれないから困る。

ランディングネットが届かないような足場なので強引にPE0.3号と1号リーダーの結束強度を信じてゴボウ抜きで上がってきたのは28㎝程のヒラセイゴ。

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ブルーカレント72cⅡで釣るにはある意味楽しめる相手だが釣りたいのは尺アジ以上の大アジや記録更新のテラアジ。
さっさとリリースして同じパターンでアジを狙う。

すると今度は「コッ・・フッ」と言う吸い込んだ後にラインテンションが抜けるような良方のアジらしいバイト!
瞬間的にアジだと言うのを感じて反射的にフッキングするとキュィーーンと底へ向かって斜めに走るアジらしい引きで時折ドラグを出していくが引きの強さと重さからすると尺近い良型のアジではあるもののギガやテラアジではない。
ランディングに水辺まで降りる程のサイズではないのでロッドの反発力を利用して一気に抜きあげ。
(注)マネしないように!下手したら折れます

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尺足らずの27㎝ちょっと。
サイズは良くないものの体高があって丸々と太った
黄アジとも呼ばれる瀬付きアジでヒョロっと細いクロアジや背黒と呼ばれる回遊系のアジとは違い重くなかなかの引きを見せてくれた。

この地方で主にショアから狙って釣れるギガアジはほとんどこのタイプで脂の乗りが半端なく捌く前から触っただけでも実感出来るほど。
スーパーで売っているアジのアジ臭さとは無縁である意味アジらしくない臭みのない上品な味で刺身なんてクロアジとは比べ物にならない程旨い。
一方志摩から五ヶ所方面ではクロアジ系の回遊型の40㎝オーバーのギガアジが多く季節とタイミングによってはメタルジグで爆釣り出来るが味は落ちる。

このサイズのキアジが回遊しているとなると中には尺以上、もしくは40㎝を超えるギガアジの回遊もあるかもと続けてキャスト再開。
先程と同じパターンでアプローチするとすかさず「コッ・・・フッ」と言うアタリ。
フッキングすると先程のアジと同サイズと言った引きで抜きあげで姿を現したのは案の定27前後の同サイズ。

その後も途中ヒラセイゴや43㎝のマルセイゴに邪魔されながらも2匹3匹と数を伸ばすもののほぼ同サイズでサイズが伸びない。

それならとアジキャロによるキャロライナリグに0.3gのジグヘッドに変更しボトム付近をスローにリフト&フォールさせると「コッ」と言うバイト。
スゥィープにフッキングするとググググッと先程までとは違う引き。
重いだけの引きで上がってきたのはチビカサゴ
アジングでボトム付近をやるとお決まりの外道。

キャロでボトム付近を攻め続けるも他にもネンブツダイを追加しただけでアジは唯一着水と同時にフォールで食った27㎝程の同サイズのみ。

どうやら尺前のアジは表層から中層まででボトム付近にはいない様子。
今度はリグをジグ単の2gに変更し中層メインで狙って見る。
時折シェイクを入れながらスローにリトリーブしてくるとまたしても「コッ・・・フッ」と言うアジらしいバイトに戻り上がってきたのは少し小さい26㎝程のアジ。
やはりレンジは中層から表層で横方向の動きで食ってくるがサイズは伸びない。

これは2gのジグ単で表層から中層をやって時折ボトム付近までフォールをいれてギガアジやテラアジサイズが回遊するのを待つしかないかと粘るものの中途半端なレンジ攻略になってしまい尺前のサイズのバイトが減り2匹追加したのみでタイムアップ。

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結局時間までに尺アジ以上のギガアジやテラアジの回遊は無く無念の結果に終わってしまったが久々のアジングは短時間ながら抜きあげランディングで落としてしまったのを含め9匹と楽しめました。
この地方の梅雨時の大アジの季節は始まったばかりですし次こそは記録更新狙って時間と潮を合わせて狙いに行きたいと思います。